ストレングスファインダーから見る漫画のキャラクター考察（キングダム 龐煖編）
皆様こんにちは。今日も元気にストレングスファインダーから見る漫画のキャラクター解説をやります。今回はこの人です！そう。求道者であり趙三大天の龐煖です！
龐煖の資質はこの様な順番になっていると考察します。
1 自我 影響力資質群
2 最上志向 影響力資質群
3 自己確信 影響力資質群
4 信念 実行力資質群
5 競争性 影響力資質群 です。
1自我
1番目には自我が来ると考察しました。龐煖は自分の事を武神と名乗っている為、これは自分が特別な存在である事を印象づけているおり周囲にそれを知ってもらいたいというメッセージ性が強いと判断しに自我が一番上にくると判断しました。
２最上志向
２番目は最上志向が来ると考察しました。龐煖は戦が無い時は山にこもりひたすら自分の技を磨いています。そこから最上志向が２番目に来ると判断しました。
３自己確信
３番目は自己確信が来ると考察しました。龐煖は自分の力に絶対的な自信を持っています。それ故に自分の道に関して一片も疑っていませんし現実ではあり得ませんが敵陣の真っ只中で一人やって来て大暴れをした後しっかり生還しています。これは龐煖には自分の力や判断を信じる自己確信があるからだと考察し自己確信が３番目に来ると判断しました。
４信念
４番目は信念が来ると考察しました。龐煖は求道者と言って自分が武神になる事で自分が人を超えて中華の人々は争いを止めるという目標を持っていました。簡単にいうと自分が武神になれば皆人を超えて世の中から争いが無くなりますよと考えているのが龐煖の思考です。これは戦略性や目標志向とは異なると考えであり自分の中で変わらない気持ちがあると考え信念という資質が当てはまっており４番目に来ると判断しました。
5競争性
５番目は競争性です。龐煖はとにかく自分より強い存在が許せません。敵陣の真っ只中に飛び込むのも自分より強くなりそうな人間をひたすら狩る事を目標としています。彼は自分がナンバーワンにならないと気がすまないんです。この考えや性格は彼には競争を好み其処で勝利する事に快感を得る競争性があると判断し５番目に来ると考察しました。
6何故龐煖は道を誤ったのか？
最終的には龐煖自身も自分の道が誤っていた事を心の何処かで認めており、李信に討ちとられました。でも何故彼は道を誤ったのでしょうか？ その理由は誰も彼と同じ目線に立てる対等な人間がいなかったからだと自分は考えます。同じ三大天の李牧でさえも龐煖には遠慮していました。つまり誰も龐煖と対等な立場を築いた人がいない事が龐煖の悲劇です。もし龐煖に友人となる人がいて龐煖の道の誤りを指摘する人や軌道修正が出来る人がいれば龐煖も別の道があったのかもしれません。更に言わせて貰えばこの時代の中華に戦いが無くならないのは文化や慣習そして法律等国柄の違いが上げられます。それによりA国は正しいがＢ国は間違っているというその国を実情を知らずに相手の国を勝手にジャッジする習慣や考え方も戦が無くならない原因の一つです。
もう一つの原因が人治国家です。一言で簡単に言うと国の王様が独断でとんでもない判断を出してしまいそれに下々の人が逆らえず国が大混乱してしまうという事です。中国は日本の様に天皇というものが存在しませんから権威と権力が常に一つなのです。例を上げるなら廉頗と悼襄王が最たるものでしょう。廉頗は長年趙国に大将軍という国の役職に就いていましたが長年悼襄王の素行の悪さを諫めていました。その事を悼襄王は根に持ち廉頗を趙の大将軍を辞めよと一方的に言ってきました。当然廉頗はそれを拒否して趙の将軍である楽乗と戦い此れに勝利した後魏に亡命しています。つまり幾ら廉頗の様に国に対して一生懸命尽くしたとしても当時の王様が気に入らなければ一瞬で首が飛んだり命が狙われる事があり安定的な国家運営が難しくなる事も争いが無くならない原因の一つであると自分は考察します。王騎も指摘していた通り龐煖が戦を止めたいなら山に籠らず町や人に接する機会をもっと多く持てば良かったのです。
7まとめと龐煖の強み
資質だけを見てまとめると龐煖は常に自分が特別な存在である事を認識してもらいたいと考えその為には自分の技を極める事に余念が無く自分の力や判断力を信じており中華の戦いを止めたいという信念があり一番強いのは自分でないと納得出来ない性格である事が分かります。そんな龐煖の強みとはどんな時も自分の考えの軸がぶれない処でしょう。それを頑固と捉えるのか？信念を持っていると捉えるかは人それぞれですが彼は何処かで自分の道が誤っていたかもと思い一人悩んでいました。そう考えると彼は孤高の人物であると同時に孤独で人間関係のコミュニティが希薄であるという人間像が浮かび上がります。ある意味可哀想な人ですがそれも戦国の悲劇の一つでしょう。これで龐煖の解説を終了します。それでは又お会いしましょう。
